【米国株式】ボーイング4月受注ゼロの衝撃

株式投資

こんにちは、現役バンカー兼投資家のプロスイマーです。

私は在宅、出勤交互で仕事をしていますが、お客様のほとんどは在宅勤務となっています。

しかしながら、通勤時の電車内は明らかに人が増えてきている印象を受けます。先週のコロナ感染者は減少傾向にありますが、再び増加傾向に戻らないことを祈るのみです。

今週の株式市場

5月に入り、日米の株式市場は小康状態が続いています。

過去1か月間の日経平均株価とNYダウの動きを見ても、ほとんど動いていないことが分かります。

そのため、私のポートフォリオにおいて、今週は売り買いともにありませんでした。

【日経平均株価とNYダウの1か月間の動き】

ボーイング4月受注ゼロの衝撃

市場全体が小康状態の中、ボーイングが5月12日に4月の新規受注がゼロであったという事実を公表しました。

小型機「737MAX」の生産を停止した2020年1月以来ということなので、もしかしたら真新しいことではないのかもしれませんが、5月13日の日経新聞夕刊の小見出しで出ていたので、思わずびっくりしてしまいました。

その新聞記事では、

コロナで需要消失

という見出しとともに

米航空機大手ボーイングは12日、4月の商用機の新規受注がゼロだったと発表した。新型コロナウイルスの影響で旅客機の需要が消失した。航空会社の業績悪化に伴い、注文済みの機体のキャンセルも200機を超えた。

受注ゼロは小型機「737MAX」の生産を停止した今年1月以来、3カ月ぶり。月間の引き渡し機数は6機と3月実績の20機からさらに落ち込んだ。経営が悪化した航空会社からキャンセルや機体の受領延期が相次いでおり、運航停止中の737MAXのキャンセル数は200機以上にのぼった。

同機は昨年3月の運航停止から1年以上が経過し、納期の遅れを理由に航空会社が売買契約を撤回しているもようだ。運航再開は早くても7~9月期にずれ込むとみられ、5月以降もキャンセルが膨らむ見通しだ。

新規受注をキャンセルが上回る状況が続いており、2019年12月末に5400機を超えていた商用機の受注残は4月末に4834機と1割以上減少した。ボーイングは4月末に全従業員の1割削減と主力機の3~5割の減産を決定したが、需要低迷が長引けばさらに踏み込んだリストラ策を迫られそうだ。

と報じられており、新規受注のみならず、受注したもののキャンセルも相次いでおり、受注残高の更なる減少も見込まれているとしています。

(一財)日本航空機開発協会の「主要民間輸送機の受注・納入状況(2020年3月末)」によるとボーイングの受注残高(3月末時点)は5,428機、3月の新規受注は31機となっています。

日経新聞によると、4月の新規受注はゼロ、受注残高は4,834機ということなので、4月1ヶ月間で600機ほどキャンセルとなった計算になります。

新規受注と受注残高については、(一財)日本航空機開発協会にて毎月開示されていますので、これからはボーイングウォッチャーとして、定期的にモニタリングしていきたいと思います。

株価の動き

これを受けて、多少株価の動きはありましたが、2月以降の動きを考えるとほとんど動いていない状況ともいえるかもしれません。

【BA ボーイング 過去1か月間の動き】

ボーイングの取得状況

憧れの的でした

ボーイング株は憧れの的でした。

世界産業の中心である自動車産業は強者揃いで群雄割拠、さらに「100年に1度の大変革期」迎えると言われており、CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)の実現に向けて、従来の自動車向けの製造業のみならず、Googleなどのこれまで自動車とは関係なかった企業まで参入してきています。

一方で航空機製造に関しては、ボーイングとエアバスの2強状態。

中小型機については、もう少し競合がいるものの、それでも自動車産業とは比になりません。

絶対的な需要が少ないことも事実ですが、寡占状態というのは安心感を生み出します。

【BA ボーイング 過去5年間の動き】

私の取得状況

2018年1月から米国株式投資をスタート。

その頃の株価は過去1年から大きく上昇、300ドル~400ドルで推移、配当利回りも2%程度。

絶対的な配当実額を早く積み上げたい私は、高利回り銘柄への投資を優先し、ボーイングへの投資は控えていました。

3月に入って株価は下落トレンド入りし、そのあたりから再注目。300ドルを割れたあたりから取得準備を開始し、待ちきれない私は280ドルを割った3/6に打診買いしました。

その後、3月6日から3月中旬の下落局面で5回に分けて取得、株価100ドルにて取得した際は、本当に清水の舞台から飛び降りる気持ちで指値したことを覚えています。

(約定日、取得株価、株数、取得金額)

3/6:276.7ドル、4株、1,106.77ドル

3/10:240.2ドル、3株、720.54ドル

3/12:209.4ドル、4株、837.76ドル

3/13:163.7ドル、8株、1,309.71ドル

3/19:100.5ドル、5株、502.47ドル

いつも通り、取得開始が早かったですね。その後は結果として、何となく株価が40ドル下がるたびに取得しているように見えますが、あまり考えずに下がったら買うという行動をとってきました。

現時点での時価総額は、取得総額の2/3程度に止まっている状況にあります。

今後の方針

高配当銘柄ではなくなりました

株価が下がったことから、高配当ポートフォリオの一つとして取得しましたが、今や無配銘柄です。

4/20に株式配当と自社株買い停止を発表、加えて会長とCEOの報酬も年内いっぱいは停止し、当面の会社資金繰りを優先する方針にあります。

キャピタルゲインを狙うしかない!

取得総額約4,500ドルに対して、時価総額は約2,900ドル。

平均取得単価は187ドル。

配当がなくなったいま、キャピタルゲインを狙うしかありません。

2~3年後の300ドル復活を待ち、その段階で取得単価の2倍の水準となるように地道に買いを続けていきたいと思います。


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