【米国株式】ロイヤル・ダッチ・シェルBの急落とWTI原油価格

株式投資

こんにちは、現役バンカー兼投資家のプロスイマーです。

原油ダブル・ブル(2038)が決済されたことについては、昨日お伝えしましたが、ふと私の保有する米国株式ポートフォリオを見てみると、石油関連銘柄であるロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B)の株価が急落していました。

私の保有状況

取得総額約2,577ドルにて45株保有しています。

2月4日にも52ドルにて10株取得しています。

平均取得価格は57.3ドル、2月20日現在の株価が49.51ドル。

投資損益は▲14%となっており、私のポートフォリオの中で2番目にパフォーマンスの悪い銘柄となっています。

ただし、保有割合は全体の7.2%となっており、もう少し追加購入してもよいかなあと思っています。

ロイヤル・ダッチ・シェルとは

RDSとはこんな会社です

ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)は、イギリスとオランダに本社を置く、世界第2位の生産量を誇る民間石油会社です。

1970年代まで、世界の石油生産量をほぼ独占した7社(セブン・シスターズの一つで、 1907年にロイヤル・ダッチ(Royal Dutch)とシェル(Shell)が合併して誕生しました。

石油・ガスの探査・開発(上流)から精製・販売(下流)までを一貫して手がけており、スーパーメジャー(国際石油資本)の一つです。

加えて、再生可能エネルギーの取り組みにも力を入れています。

2016年に再生可能エネルギー事業を立ち上げ、再生可能エネルギーのプロジェクトに参画したり、再エネ企業への投資・買収を行っており、伝統的なエネルギービジネスのみならず、成長分野への投資も行っており、アップサイドも見込める企業でもあります。

2種類の株式が上場

ロイヤル・ダッチ・シェルはADR(米国預託証券)としてRDS-ARDS-Bの2種類が上場しています。

RDS-A(オランダ株)

オランダでの源泉徴収税が15%かかります。この分は確定申告により外国税額控除をすれば取り戻せますが、所得税を払っていないと戻ってこず、確定申告手続きが面倒です。

RDS-B(イギリス株)

イギリスでは源泉徴収税がかかりません。日本国内での配当課税のみとなりますので、仮に投資するのであれば、RDS-Bのほうが効率が良いといえます。

株価は大きく下落中

過去2年間の ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B)の株価推移

株価は1月末あたりから大きく下落しています。

要因は、1月30日に発表された2019年12月期決算です。要旨は以下のとおりです。

  • 売上高(通期):3,448億ドル(前期比11%減)
  • 純利益(通期):158億4,300万ドル(前期比32%減)
  • 特に4Qの落ち込みが大きく、純利益9億6,500万ドル(前年同期比83%減)
  • 利益悪化を踏まえ、自社株買いの規模を縮小

2019年4QのEPSも前期の1/5程度となる0.24ドルに減少しており、先行きについても不透明感が増しております。

WTI原油価格との比較

ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B)とWTI原油価格連動型上場投信(1671)の株価推移の比較してみました。

【過去3カ月】

過去3カ月のチャートを比較してみると、これまでは概ね同じような動きをしていましたが、足元の原油価格反発に対して、 ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B) の株価は下落、逆方向の動きをしています。

【過去5年】

過去5年間で見てみると2015年に今回と同じような動きを見せてはいるものの、その後は ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B)のほうがアウトパフォームしつつ、概ね同じような動きをしていることが見て分かると思います。

ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B) の配当状況

EPSと配当の推移

過去6年間の配当額に変更はありません。

3月、6月、9月、12月に1株あたり0.94ドルの配当が支払われています。

配当利回りは、2月20日現在の株価で換算すると、なんと7.6%の水準。

一方で配当性向(配当/1株あたり利益)は安定しておりません。

2015年に600%を超えるときもあれば、2018年、2019年に100%以内に収まるなど、業績が原油価格に大きく左右されることが配当性向にも表れているものと思われます。

配当余力を検証

2016年に営業キャッシュフローを超える投資を実施したことにより、現預金残高は大きく減少していますが、その後は日本円にして2兆円前後のキャッシュは確保しています。

これとは別に2018年に約4,000億円、2019年には1兆円超の自社株買いを実施しています。

自社株買いについては、2019年12月期の減益決算発表に合わせて縮小を示唆しています。

ちなみに配当については1945年以降、70年以上にわたり、減配しておらず、自社株買いの縮小と合わせて、安定配当についての安心感は高い銘柄ではないかと思います。

投資方針

足元では減益決算発表と先行き不透明感から、 ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS-B)の株価は下落しています。

長期的に連動している原油価格が底を打っているのか、まだ分からないところではありますが、高い配当利回りを考えると、今月中に再度、追加購入しても良いのではないかと考えています。


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