【米国株式】クラフトハインツ(KHC)株価下落中!!

株式投資

こんにちは、現役バンカー兼投資家のプロスイマーです。

クラフト・ハインツとは??

クラフト・ハインツ(KHC)は、ペンシルバニア州ピッツバーグおよびイリノイ州シカゴに共同本社を置く、食品を製造・販売する消費財メーカーで、生活必需品セクターに属する企業です。

生まれは、2015年。

米食品大手のクラフト・フーズ・グループとケチャップで有名なハインツ社が合併して誕生、食品・飲料業界で北米3位、世界5位の企業です。

ハインツは1869年の創業、トマトケチャップが主力商品、クラフト・フーズ・グループは1903年に創業、チーズや冷凍食品、飲料などを手掛けていました。

両社とも創業100年以上を誇る老舗食品会社です。

なお、ハインツは2013年に3Gキャピタルと ウォーレン・バフェット氏が率いる バークシャー・ハザウェイの2社が買収・非公開化し、経営のてこ入れを進めてきた企業です。

そのため、 バークシャー・ハザウェイは現在も「クラフト・ハインツ」株式の27%を保有する、いわゆるバフェット銘柄のひとつです。

クラフトハインツのトマトケチャップや、ハインツのパスタソース、オレアイダの冷凍ポテトなど、クラフトハインツの食品を一度は見たことがあるのではないでしょうか。

2019年2月にも大幅下落!!

2019年2月から2019年10月ごろまでは、

  1. 2018年4Q決算にて、 過去に買収したブランドに関連した、のれん減損154億ドルの損失計上
  2. 年間配当金を1株当たり2.5ドルから1.6ドルに36%減配
  3. 2019年2Q決算での減収減益とさらなるのれん減損(4.7億ドル)
  4. 第2位の株主である3Gキャピタル・パートナーズが 2,506万株(2%相当)の 保有株を売却

により急落後も低位安定。

2018年中の高値である80.67ドルから2019年8月には24.86ドルまで、約70%弱も下落しています。

減配発表された配当から換算しても6.4%というかなり高い水準にまで達していました。

過去2年間の株価推移

ところが2019年11月に発表した2019年3Q決算にて、増収増益決算を発表。

売上高、利益ともにアナリスト予想を上回ったこともあり、業績が反転し始めていると判断され、株価は一時12%超の上昇、33ドル台まで株価は回復していました。

再び株価は下落基調に・・・

過去半年間の株価推移

2月13日に2019年10~12月4Q決算が発表されました。

  1. 売上高は65億4000万ドルで、前年同期の68億9000万ドルから減少。アナリスト予想の66億1000万ドルに届かず
  2. 6億6600万ドルののれん評価損を計上
  3. 2020年通年のEBITDAが4億6000万ドル減少するとの見通し

最後にとどめを刺すように、

格付け会社フィッチ・レーティングスに、格付けをジャンク(投資不適格)級に引き下げられています。

格付けがジャンク級への引き下げを除いては、よくよく内容を見てみると、そんなに下落するかな??という感じの内容と感じています。

しかし、業績予想を減益と発表したことが大きかったのでしょうね、せっかく3Qにて下げ止まり感が出てきた中での失望ということもあり、株価は一時7.6%急落し、現在は26.88ドルの水準にまで落ち込んでしまいました。

クラフト・ハインツ(KHC)の 業績

4Qは年度決算の最終期ということもあり、当期利益は安定していません。

そのため、 簡便的な営業キャッシュ・フロー、あるいはキャッシュベースの利益と捉えることができるEBITDA(営業利益+減価償却費)にて収益力を比較しています。

この数字を見ると、下落基調ではありますが、当期利益ほどに変動がないことがお分かりいただけるかと思います。

年度決算を

クラフト・ハインツ(KHC)の財務体質

財務状況を測る重要な指標である純資産比率(自己資本比率)は、154億ドルののれん減損の影響を受け、2018年に大幅に下落しているものの、それでも50%超と安定した水準を確保しているといえます。

クラフト・ハインツ(KHC)において、純資産比率(自己資本比率)以外に確認しないといけない指標としては、①有利子負債の状況、②のれんの状況と考えられます。

①純有利子負債の状況

2018年にかけて、増加傾向が続いていましたが、2019年では減少に転じています。それ以上に収益力の低下が大きく、収益対比(純有利子負債/EBITDA)の比率で見ると、上昇傾向が続いています。

2019年の4.4倍という数値がどの程度の水準かというと、買収に買収を重ねて、有利子負債が積みあがっているソフトバンクの 純有利子負債/EBITDA が2.5倍程度の水準ですので、相対的には高い水準であるといえます。

②のれんの状況

ここ数年、のれん減損が続いていますので、のれん減損に対する耐久力を確認しておく必要があります。

のれん減損は純資産の減少に直結しますので、のれんと純資産がどれくらいの比率に推移しているのかは確認しておく必要があります。

クラフト・ハインツ(KHC)はのれん+無形固定資産の合計が純資産の範囲内(100%以内)に収まっており、とりあえずの吸収力はあるといえるでしょう(仮に全額のれんと無形固定資産が減損しても債務超過とならない)。

ちなみに買収によりのれん+無形固定資産が積みあがっているソフトバンクは137%とのれん+無形固定資産の合計が純資産を上回っている状況にあります。

最後に配当性向の状況ですが、あくまでのれん減損などの特殊要因を除いたEPSとの比較にはなりますが、一応100%を下回っている状況です。

投資方針

私は取得総額2,480ドルにて、85株を保有しています。

平均取得株価は29.1ドルになります。

株価は、まさにナイフが落ちてきている状況ですね。

配当利回りも6%に近い水準にまで上昇。

下げ過ぎた銘柄の反発力の強さを期待し、配当利回りが6%を超えてくる25ドル台での追加投資を検討したいと思っています。


サラリーマン投資家ランキング
米国株ランキング